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福島県昭和村、旧喰丸小学校へ。

話しがちょっと遡ります。南会津の旅の続き。

私たちはダンナが気になっていた喫茶店へ行くために南会津町から昭和村へ向かいました。昭和村は人口が約1500人の小さな村。山の奥深いところにひっそりと集落が点在している桃源郷のような村です。福島県民の私も昭和村に行くのは今回が初めて。想像以上の山奥で山育ちの私ですら行く途中、本当にこの先に村があるんだよね?と疑いたくなるほどでした。

無事目的地である喫茶店に着き、お茶をした後(このお店は後ほどアップ予定)、さらにもうひとつの目的地である廃校となった小学校へ向かいました。

旧喰丸(くいまる)小学校。
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たたずまいが美しい味のある学校でしょ?

今ではあまり目にすることがなくなってきた木造校舎。ネットでいろいろ検索したところ、どうやら昭和55年に廃校となったようです。

校舎をぐるりと一回りして、なんだか私、ノスタルジックな気分になりました。
実は私、小学校から中学校卒業1週間前までのほぼ9年間、木造校舎で学んだのです。
夏には虫が飛び込み、冬は雪が吹き込んでくる隙間だらけの木造校舎がとっても懐かしくなってしまいました。
木造だから夏休みには床がカビで白くなるんですよ。夏休みは子供達が長期間、校舎を使わないでしょ?だからカビが生えるんですよね。それをモップがけしたり、ニスを塗ったりして綺麗にするんです。

こうして考えてみると木造校舎って生き物みたいですね。木でできているから当たり前か。今はそんな手間をかけなくても綺麗な校舎で学べますけど、振り返ればその手間がとてもいとおしい時間に思えます。
私が学んだ木造校舎は私が中学校を卒業する1週間前に完全に取り壊されてしまいました。今では面影すら残っていません。でも記憶の中には息づいているんですね。今回この旧喰丸小学校を見てそう思いました。
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学校のそばにある大いちょう。とても立派ないちょうの木です。この木がもう1本、ちょっと離れたところに立っています。学校に子供達が通っていた頃はきっとこのいちょうの木の辺りはとてもいい遊び場だったんじゃないでしょうか。耳をすませば子供達の歓声が聞こえてきそうですね。
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校舎の玄関前に立てかけられてる看板。

これ、多分映画の撮影用に作った看板じゃないでしょうか?この廃校となった小学校は、実は映画の撮影のため現在取り壊しが延期されているそうです。
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その映画は「ハーメルン」。まだ撮影も始まっていないようなんですが、上映が開始されたら是非映画館に足を運びたいと思っています。
by zizo_cafe | 2011-10-06 23:44 | 生活