2012年 02月 23日
アンカーコーヒー&バル田中前店
時間は11時半ちょっと前。13時までに到着予定の次の目的地へ向かうにはちょっと早い。
昼ご飯を買うのにパンやさんにでも行くのかな?と思っていたら、
間もなくグレー色の建物の前に着いた。
「もうあんまり時間ないから、ゆっくりできないかも」
と言われて建物の前面にある看板を見て、「あ!」と思った。
そこは仮設の「アンカーコーヒー」の店舗だったのです。
ここは以前このブログでご紹介した「フルセイルコーヒー」の仲間のコーヒーショップ。
(以前のブログは、こちらとこちら)
このコーヒーショップは、気仙沼市内のショップは「アンカー」、
気仙沼市以外のショップは「フルセイル」という名前なんですって。(雑誌「kappo」参照)
名前は違うけど、マークは同じでしょ?
kappoによると、アンカーコーヒーは気仙沼にあった2店舗が津波の直撃を受けて
同じ場所での再建はままならなかったらしい。去年の12月23日にここ田中前の
仮設商店街に移転オープンしたとのこと。
ダンナも私も震災前のアンカーコーヒーにもフルセイルコーヒーにも行ったことはないんだけど
震災後再建に向けて頑張っているのをいろいろなところで見聞きしていました。
特にダンナは気仙沼に行ったらぜひ行ってみたいと思っていたようです。
そこで今回の初訪問となったのでした。
アンカーコーヒーは糸井さんも応援しています。
店内の壁にあった糸井さんと樋口可南子さんのサイン。
スタッフの方に「どうぞどうぞ写メってください」と明るく言われ、
「え~、いいんですか♪」と喜び勇んで撮ったのです。
赤い壁に糸井さんご夫婦のサイン。なんか、いいですね~。
もちろん、コーヒーその他も美味しいですよ!
左から、ちょっと隠れちゃってますけどパン・オ・ショコラ、クロワッサン、
ベーグルサンド+はちみつです。
全体的に配置がキレイだと思いません?
これ、写真撮ってたらスタッフさんがわざわざスタイリングしてくれたんです。
この気遣いがすごく嬉しかった。
アンカーコーヒーのスタッフさんたち、皆さんとっても明るくて元気。
とっても好感がもてるので、思わず必要以上のものまで買ってしまいそうなほどです。
こちらの店舗、仮設といえど内装やインテリアが素敵。
店内はワイン箱をひざ掛け入れに使ったり、うまく木の素材を生かしたインテリアを採用
しているおかげで、赤を基調としながらもとんがり過ぎず、心地よくくつろげる雰囲気になっています。
おまけに入り口こそ一段段差はありますが、店舗内に入るとフラットなため、
車椅子のダンナもそのまま店内でコーヒーブレイクを楽しめました。
美味しいコーヒーを飲みながらスタッフさんの明るい会話も楽しめ、糸井さん情報も得られ、
短い時間ではあったけど、その時間を有意義に十分楽しめました。
本当に行ってよかった。
復興支援ってどうしても硬く考えてしまうけど、私たちみたいな力を持たない一般人は
こんな風に現地へ行ってコーヒー飲んでくるだけでもいいんじゃないかって思いました。
大事なのは、遠慮して遠ざかるより、どんな形でもいいから
現地と関わることなんじゃないだろうか。
ただの買い物でもいい、食事でもいい、とにかく関わること、
それが大事で唯一私にもできることなのではないだろうかと思ったのです。
来月また気仙沼へ行きます。
そしたらまたアンカーコーヒーへブレイクしに行きますね~。
「アンカーコーヒー&バル田中前店」
気仙沼市田中前4-2-1
TEL 0226-24-5955
本日のコーヒー 250円
クリームチーズサンド 390円
クロワッサン 180円
パンオショコラ 260円